月曜日, 4月 23, 2012

Sonar 2012 Tokyo The Cinematic Ohchestra



Twitter友達とリアルで会って、マウントキンビーのアナログ盤を買い彼らのパフォーマンスをみて、慌てて予習してたヴィンセントギャロがおわり(今日は真っ赤のヴィンセントTシャツをきて)、シネマティックを前でみるために場所確保。頑張ったかいがあったというもの。

幕が閉じた中でのリハーサルの音色で既に歓声が!期待に期待を重ねてはれて幕が開いた途端、演奏が始まる前から凄まじい歓声。オーケストラ!それにスクリーン!

国内限定で発売したin motion のコンセプトを、目の前で実際に繰り広げられる様に、どこをみればいいのか・・無声実験・物語映画にリアルタイムで演奏される。指揮者、そしてジェイソンスウィンスコーの細やかな指示、演奏の最中気を配りながらお互いのタイミングを探りながら、完璧な流れで映画と音楽が寄り添っていく。やはり少人数ながら、オーケストラの音色で鳥肌立ちっぱなしだった。

映画の映像は、2曲はオフィシャルのNINJATUNEで音源と共に販売されていて、楽曲だけ日本のみという形でCDにまとめられる。映像はなし。ここまで完璧なコンセプチュアルな作品をちゃんとした形として残っていないのが本当にじれったいし勿体ない。MAN WITH A MOVE CAMERA も同様のコンセプトでつくられライブという一瞬の作品として表現されたが(音源はアルバム化)、ライブアルバムとして演奏シーンも合わせてのDVD化を切実に望みます。

途中ドラマーが指揮とずれてしまって終わらせられなかった箇所とかあったけれど、それでも完璧に近いパフォーマンスだった。隅々まで計算尽くされたタイミングやオーケストラと、即興性のあるジャズ的なパフォーマンス(それにジェイソンのiPadとかの演奏も!)がこんなにうまくハマるなんてと溜息がでる様でした。確かにポピュラー音楽的でなく娯楽性の低い映像や音楽で、退屈とみてしまう人がいても致し方ないけれども、それではあまりに勿体ないなぁなんて・・

前半部が終わり、ジェイソンによるメンバー紹介を挟み、驚きの後半部。フォンテナバスの登場。代表曲to build a home の弾き語りからのオーケストラ含めた締めに身震い。大名盤エブリデイの冒頭で何かがはちきれたようで、フォンテナバスの魂の歌は、前回のライブにまさってノックアウトさせられた。

そして強烈なるジャズセッション的なる、ミニマム的展開なる、シネマティックの真骨頂の名曲が続く。ドラマーのソロパフォーマンスがそれはもう凄まじかった。そしてとても楽しそうな笑顔だった。キーボード、ベース、ギター、ジェイソンらと笑顔でとにかくノって音が互いに炸裂しあって、音楽が膨らんでいって、ソロのまにまに何度も歓声をあげてしまった。

某観客のことを除けば、生涯ベスト級のライブパフォーマンスになったと思う。誰かがつぶやいていたけれど、ソナーのこのシネマティックオーケストラは、紛れもなく歴史に残るものだったんじゃないだろうか。

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